hasifan’s blog

橋が好きな中年男性です。

業種チェンジをしたい時

通常、転職において業種チェンジは非常に難しいとされています。ミドル世代であればなおのことです。
では私の場合はどうして成功したのか。私の結論としては、転職先の主要顧客層に対して好意や想いを持っているかが重要だということです。
前職では当初、中小企業向けに広告や協賛企画を売っていました。ただ、景気と業績が悪くなるにつれ、一発逆転ホームランを狙って大企業を営業対象にすることを求められることが多くなっていきました。
私は中小企業の支援につながる仕事の方がよかったため、徐々にやりたいこととやっていることのギャップが大きくなっていきました。
そこで、中小企業の経営者にとって役に立つ商材を提供している企業や団体に転職することを検討しはじめました。
なぜ大企業より、中小企業あいての方がよいと思ったのか。それは人でした。
前職では多くの企業の方とお会いしたのですが、中小企業の経営者のほうが大企業の経営者よりもどうしても魅力的に感じたのです。
転職の書類でも面接でもそのことは必ず確認されましたし、私も素直に本心を伝えました。
当然ですが企業には必ず顧客がいますし、顧客を大事にすることは企業活動にとってもっとも重要な活動です。その顧客層に対して好感を持っていることは、スキルや経験を越えるポイントかと思いました。
どういった経験やスキルを持っているかよりも、その企業にとっての主要ターゲットに対してメリットを提供し、喜んでいただきたいと思っているかは選考では大きなアピールになりました。また、理屈抜きで顧客のターゲット層が好きなんだといってしまえば、相手はどうやっても否定できない(つまり、落とす理由がなくなる)ということがわかりました。
その結果、斜陽な業種から抜け出し、今後伸びることがほぼ確実な業種に未経験でも転職することができました。